週末2日間で読了。数年前に本屋で平積みになっていたのが記憶に残っていてこちらに来てから取り寄せ。主人公が死んでこんなに悲しくなったのはいつ以来だろう。客観的には自身と共通項はないのだが、家族への想いがいちいち胸に突き刺さった。前作2作を先に読んでいれば良かった。
スカラムーシュ・ムーン(海堂尊)
家内が好きな海堂尊もの。私は前作を未読なのでいまいちストーリーに入り込めず、読了まで時間を要した。最近は時間があるとついついスマホをいじってしまう。
一発屋芸人列伝(山田ルイ53世)
「それでも、人生は続く。」という帯のキャッチコピーが秀逸。山田さんは真面目な人なんだろうな。ラジオを聞いてても、世捨て人に近い人生を経て手に入れた今の幸せを壊すまいと言う気づかいが何となく感じられるもの。
ヒキコモリ漂流記 完全版( 山田ルイ53世)
マニラ駐在時から愛聴しているルネラジの山田さんの著書。これまで手が出なかったのだが在宅が続いていることもあって日本から取り寄せ。ラジオでの発言が裏付けられるような内容で答え合わせ的な納得感があり、まあ読んでよかった感じ。ダークサイドに落ち切らなくてよかったね。他のも読んでみたいと思う。
ユリゴコロ(沼田まほかる)
多くの書評にあるように前半のホラー感がすごくいいのだが、後半は私の好みではなかったなあ。うまくまとめたと言えばそうなんだけど、意図を感じてしまったというか最後の種明かしまでそれが隠し切れなかったというか。他の作品も読んでみたい。
マスカレード・ナイト(東野圭吾)
何故か冒頭から3分の1くらいまでは集中できなくて数日かかったが、その後はエンジンがかかって一晩で読了。めずらしく少しだけ「藪の中」形式で進めるも、さすがにそこは湊かなえとかにはかなわない感じでした。まだ前作2作を読んでないのでそれもどこかで読まなきゃな。