南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

灰色の虹(貫井徳郎)

救いのない冤罪もの。終盤で最大の謎が解き明かされる前に分かってしまった。分かるように書いてたのかもしれないけど。

悪いものが、来ませんように(芦沢央)

母娘関係の歪みとその結果として起こる惨劇という展開と藪の中的な構成は、大御所である湊かなえを直前に読んでしまったこともあり、う~んやはり数段湊さんが上だよなあ、という感想に。最後の意外な結末に持っていくまでの伏線に違和感を隠し切れないとい…

ポイズンドーター・ホーリーマザー(湊かなえ)

得意の藪の中形式かつ母と娘のゆがんだ日常風景の短編集。やはり面白くて一晩で読んでしまった。もっと咀嚼しながら読めばよかったと後悔するくらい(笑)。

危険なビーナス(東野圭吾)

取り寄せた2冊目。ビーナスの正体が途中からなんとなく想像できたがまあそれを含めて楽しめました。

雪煙チェイス(東野圭吾)

自宅軟禁丸1か月経ったが事態はいい方向へは向っていないので日本から慰みになりそうな文庫本を何冊か取り寄せた。今回は全部家内お気に入りの東野圭吾。家内が読み終わった端から私が読む段取りとなっている。東野圭吾はスキー場を舞台にした作品を何冊か書…

それから(夏目漱石)

三部作第2作目。異常なまでに合理的であろうとするゆえに自己の本源的な欲求に気づけず苦悩し破滅していく様は主人公ほどでないにしろ自分にも内包している部分あり共感。発表当時は新聞連載だったとのことでなるほど毎日少しずつ読む方がいいのかも。通し…