南獄4.0

南獄から生還後6年、ついに最終目的地に辿り着く!

読書

何様(朝井リョウ)

『何者』がとても良かったのでその続編短編集とも言える本作を購入。前作の登場人物の周辺をクローズアップ。主人公のその後には言及がなかったのが少し残念。光太郎の高校時代のエピソードが秀逸。

陰謀の日本中世史(呉座勇一)

以前読んだ『応仁の乱』に続いて話題になってたので購入。このテーマで立教大学で講義をしたとのことで羨ましく思った。こういうのが好きそうな友人にも紹介。

出会いなおし(森絵都)

久しぶりの森絵都。2か月前に事務所に忘れてきてしまったがやっと取り戻して読了。独特のしっとりした読後感を堪能。

ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治)

非行少年に中には反省以前の問題を抱えている子も多い、というのは衝撃の一方で納得も。とても興味深く読みました。

何者(朝井リョウ)

直木賞受賞作品。珍しく二度読み。とても衝撃を受けたし何度も自分を振り返ってしまった。隆良が諭される場面で拓人と同じように留飲を下げた直後、拓人が詰められる場面ではまるで自分が詰められたように胸が締めつけられた。自分の中に拓人な部分が多分に…

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込(若林正恭)

私が入手したのは文庫本の33刷版。てことはずいぶん売れたのね。連載開始当初の前半は退屈なコダワリの羅列だったが、後半以降は文章力が上がったのか、人間として成熟してきたのかとても魅力的な内容になっていてそれがとても興味深かった。存在理由には2種…

外科医 須磨久善(海堂尊)

海堂尊が好きな家内が文庫化している小説は大体読み切ったと言っていたのでノンフィクションに手を出すも、今は英書(簡単なやつ)を読むことに夢中で関心を示さず。バチスタ手術の日本の第一人者で世界的にもすごい人らしい。世界的にはバチスタ手術は衰退…

クスノキの番人(東野圭吾)

東野作品にしては読了に時間を要した。『ナミヤ雑貨店』を思い出すストーリー。だいたい血縁の定義も曖昧だし少し今回は緻密さに欠ける内容だった。

黒い雨(井伏鱒二)

娘の日本で在籍している学校の春休み課題図書。名作とのことでそれはひしひしと伝わるのだが如何せん自宅謹慎中の慰めには向いておらず、集中力の持続を意識して読まざるを得なかった。井伏鱒二は教科書で山椒魚を読んだ以来か。

プロ野球怪物伝(野村克也)

先日亡くなったノムさんの本。面白いうえに分かりやすいし読みやすいので数時間で読了。小説だけでなくたまにはこういうジャンルも混ぜてくといいね。この本では基本的に褒めるばかりだけど、こき下ろしてる本はないのかな。探してみよう。

沈黙のパレード(東野圭吾)

著者の文庫本は家内があらかた読みつくしてるので苦渋の決断で単行本を購入。重要人物の犯行物証を徐々に確実に詰めていく話かと思ったらその人が殺されてその謎解きが本編という中々凝ったつくりでした。

後悔と真実の色(貫井徳郎)

山本周五郎賞受賞作品。文庫本で700頁近くの大作にもかかわらず一気に読めた。さすが貫井さん。ただ、解答編がちょっと性急にばたばたっと謎が解けた印象が強かったのと帯の煽りが『男の嫉妬がこの世でいちばん恐ろしい。』というのは本作のテーマとはちょっ…

ナイルパーチの女子会(柚木麻子)

『早稲女』で著者を知ってそれがとても面白くて、以来3作品目。男性の私でもストーリーに「共感」できて、果たして自分はうまく距離をとれているのかとか、同性の友達とうまくやれているのかとか、読みながら考えさせられた。山本周五郎賞受賞&高校生直木賞…

希望荘(宮部みゆき)

今年初めての宮部みゆき。そしてその中でもお気に入りの杉村さんシリーズ。この著者についてはこれくらいの長さがちょうどよい。 『砂男』で実際に登場していない重要人物は『模倣犯』や『名もなき毒』(ちょっと違うか)のような救いのない絶対悪的存在で、…

アクアマリンの神殿(海堂尊)

前段の2作を読了したので満を持して本作を読む。このシリーズはとりわけ悲壮感が漂うのだけど本作は少し感じが違ってて青春を謳歌する少年少女たちの描写が眩しい。だけど読んでる間中radikoのCMのBGMの物悲しいピアノソロが脳内に流れてたのも事実。

素敵な日本人(東野圭吾)

短編集。東野圭吾の短編はちょっと中途半端な感じがあって、その点については宮部みゆきの方が好き。まあさくっと読めるのが長所なんだけど。ところでなんでタイトルが素敵な日本人なんだろう。

物語のおわり(湊かなえ)

大好きな湊かなえにしては展開ダルいなあ、今回初めてのハズレかなあとダラダラと読み進めていたが後半怒涛のフラグ回収・一気に縦横揃える展開。本当に失礼してしまったと読了後心から反省。さすがです…!

モルフェウスの領域(海堂尊)

「医学のたまご」に続いて海堂尊作品連投。さすがに連投だと食傷気味になるな。既出の登場人物がいろいろ出てきたところは楽しめた。名無しの医務官はブラックペアンの人??

医学のたまご(海堂尊)

妻の希望により「アクアマリンの神殿」を購入したものの、私自身はこの前段にあたる「医学のたまご」と「モルフェウスの領域」を未読だったのでやむなくこの2作を追加購入。本作は中高生向けということもあり数時間で読了。田口さんが無事教授になっていた…

新選組血風録(司馬遼太郎)

赴任の際に日本から持ち込んだものでこれが最後。司馬遼太郎は読みだすと面白いのだがなぜか敷居が高く、最初のページをめくるのに踏ん切りが要る。

恋のゴンドラ(東野圭吾)

先日読んだ「雪煙チェイス」ともつながっている、スキー場を舞台にした連作短編集。結局最後は残念な、世間は狭くて怖いねという話。

灰色の虹(貫井徳郎)

救いのない冤罪もの。終盤で最大の謎が解き明かされる前に分かってしまった。分かるように書いてたのかもしれないけど。

悪いものが、来ませんように(芦沢央)

母娘関係の歪みとその結果として起こる惨劇という展開と藪の中的な構成は、大御所である湊かなえを直前に読んでしまったこともあり、う~んやはり数段湊さんが上だよなあ、という感想に。最後の意外な結末に持っていくまでの伏線に違和感を隠し切れないとい…

ポイズンドーター・ホーリーマザー(湊かなえ)

得意の藪の中形式かつ母と娘のゆがんだ日常風景の短編集。やはり面白くて一晩で読んでしまった。もっと咀嚼しながら読めばよかったと後悔するくらい(笑)。

危険なビーナス(東野圭吾)

取り寄せた2冊目。ビーナスの正体が途中からなんとなく想像できたがまあそれを含めて楽しめました。

雪煙チェイス(東野圭吾)

自宅軟禁丸1か月経ったが事態はいい方向へは向っていないので日本から慰みになりそうな文庫本を何冊か取り寄せた。今回は全部家内お気に入りの東野圭吾。家内が読み終わった端から私が読む段取りとなっている。東野圭吾はスキー場を舞台にした作品を何冊か書…

それから(夏目漱石)

三部作第2作目。異常なまでに合理的であろうとするゆえに自己の本源的な欲求に気づけず苦悩し破滅していく様は主人公ほどでないにしろ自分にも内包している部分あり共感。発表当時は新聞連載だったとのことでなるほど毎日少しずつ読む方がいいのかも。通し…

三四郎(夏目漱石)

なぜか日本の自宅にあったので単身の慰みに持参。熊本から上京し東大に入学した主人公の青春模様を描く。恥ずかしながら夏目漱石は学生時代の教科書レベルしか読んでいないのだがなんとなく終焉を迎えてしまいこれからも物語はだらだらと続いていく印象があ…

雪国(川端康成)

遅まきながら初見。しかも川端康成自体が初めて。むしろその死を扱い当時問題になったという「事故のてんまつ」を先に読んでいて興味を持った感じ。そして本作をなぜかメキシコ出張時に持っていって読む。 なかなか現代小説に慣れた身からするとすっと文章が…

予知夢(東野圭吾)

ガリレオシリーズの2作目。う~んこの記録をつける前に読んだのかもな~。なんとなく既視感ありながらも結構楽しめました。