南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

永遠の出口(森絵都)

また森絵都。小3から高3までの一人の女の子の成長と青春を一人称で綴っていく。巻末の解説にもあったように、我々大人たちが、誰もが経験をしているような事を鮮やかにみずみずしく思い出させ感情移入させる感性というか感受性(?)が凄い。どんな未来でもあり得てそこから探り当てた今の自分という構図は誰の中にもあるけれど、この著者にかかると何故か特別な気持ちになる。ところで解説から読んじゃう人って結構いるのかな。