南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

プール

今こっちは真夏に入り、週末娘とプールで遊ぶことが多くなってきた。
私たち親が今まであまり水に近づけなかったこともあって、ちょっとまだ水が苦手で、
彼女なりにそれを自ら克服しようと頑張って顔をつける練習をしていたが、ついにブレークスルー到来。
まだ鼻をつまんだままだけど、潜ったまま体を回転させたりバタ足をするなど、水中で活動することが
できるようになってきた。自分でもみるみる上達していくのが分かって楽しいらしく、もう風邪引くから
帰ろうと言っても中々承諾せず苦労する。

既に上手に泳げる同級生も多く、彼女なりに劣等感を持っていたみたい。
そうした友達が見ていないところで、一人苦手を克服するべく頑張る姿が、幼き日の自分に重なる。
内に秘めながらも負けたくないという気持ちと、ゆっくりだけど着実に前に進む実行力を頼もしく思う。