東野作品にしては読了に時間を要した。『ナミヤ雑貨店』を思い出すストーリー。だいたい血縁の定義も曖昧だし少し今回は緻密さに欠ける内容だった。
インクレディブル・ファミリー
初めてiTunesで視聴。iTunesだと日本向けの字幕付きが見ることが出来て助かる。ただこれは子供向けでもあるのでセリフが丁寧で、英語字幕でも結構ついていけたかもな。前作が大好きだったので18年の劇場公開も行きたかったんだけどなあ(娘は友達と行った)。やっと見ることが出来て満足。
スパイダーマン:ホームカミング
在宅の慰みに娘とアベンジャーズシリーズをアマゾンプライムで視聴しているのだが、当然こちらには日本語字幕の選択肢はなく(スペイン語ならある)英語字幕で必死についていっている状況。そもそも日本語字幕でも映像を見ながら文字を追う作業が大変なのに。
これまで視聴したシリーズ作品は、私は1度日本語字幕で視聴済みだったのでなんとかストーリーを追うことが出来ていたのだが、本作は私も初視聴でやはりところどころで意味が分からず、スマホ片手に単語を調べながらとなった。これで少しは英語力が上がればいいのだが。
プロ野球怪物伝(野村克也)
先日亡くなったノムさんの本。面白いうえに分かりやすいし読みやすいので数時間で読了。小説だけでなくたまにはこういうジャンルも混ぜてくといいね。この本では基本的に褒めるばかりだけど、こき下ろしてる本はないのかな。探してみよう。
沈黙のパレード(東野圭吾)
著者の文庫本は家内があらかた読みつくしてるので苦渋の決断で単行本を購入。重要人物の犯行物証を徐々に確実に詰めていく話かと思ったらその人が殺されてその謎解きが本編という中々凝ったつくりでした。
後悔と真実の色(貫井徳郎)
山本周五郎賞受賞作品。文庫本で700頁近くの大作にもかかわらず一気に読めた。さすが貫井さん。ただ、解答編がちょっと性急にばたばたっと謎が解けた印象が強かったのと帯の煽りが『男の嫉妬がこの世でいちばん恐ろしい。』というのは本作のテーマとはちょっと違うかなと思った。あと最後の被害者の死に際の言葉の意味を犯人が知らなかったというのは良く分からなかったなあ。
女流詩人の哀歌(サザンオールスターズ)
高校時代に友人から借りたベスト盤に収録されてたやつ。それまで洋楽一辺倒で邦楽については全く知らずバカにすらしてたが、このアルバムを聴いて目からうろこで全曲メロディも歌詞も衝撃的で特にこの曲は今聞いても艶かしい歌詞が秀逸。当時よりもむしろ大人になるにつれてその良さがはっきりと分かってくる感じ。