南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

後悔と真実の色(貫井徳郎)

山本周五郎賞受賞作品。文庫本で700頁近くの大作にもかかわらず一気に読めた。さすが貫井さん。ただ、解答編がちょっと性急にばたばたっと謎が解けた印象が強かったのと帯の煽りが『男の嫉妬がこの世でいちばん恐ろしい。』というのは本作のテーマとはちょっと違うかなと思った。あと最後の被害者の死に際の言葉の意味を犯人が知らなかったというのは良く分からなかったなあ。