南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

殺人症候群(貫井徳郎)

 当地で先行単身期間の慰めとして日本から携行。殺人事件の被害者の無念をどうしたらいいのか、理由があれば殺人を犯してもいいのか、という重い共通テーマを持ちながらもばらばらと進行していた4つのエピソードが終盤見事に重なって思わずおーっと声を漏らした。