南獄4.0

南獄から生還後6年、ついに最終目的地に辿り着く!

往復書簡(湊かなえ)

物語の進行がすべて登場人物によって語られる、という著者得意の形態。さらに今回はこれに一ひねり加えて、手紙のやりとりという形になっている。やっぱり面白いなあ。読んでいる最中の独特の緊張感と、二転三転するクライマックス、そしてなんというか、カタルシスと後味の悪さが絶妙にブレンドされた読後感がすばらしい。家内はこの読後感が気に入らないみたいだけど。