南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

欧米文化

ここはカトリック教国なので、至る所に神がどうのこうのとか、
聖書の一節とかが書いてある。聖書の節の番号(?)だけとかも。
去年のイブの午後にたまたまスーパーで買い物してたら、
ちょうど祈りを捧げる時間だったのか、突然レジ係も客もその場にいる
ごったがえしの人ごみが丸ごと一斉に黙祷しだしたのは驚いた。

例えばアメリカ映画や小説とかもキリスト教文化が当たり前の背景としてあって、
それらの世界観を正しく理解してストーリーを正しく楽しむことは、
それらを共通の背景として持たない我々にはそもそも難しい。

そう考えると、将来欧米文化と対峙して生きていかないとも限らない娘には
キリスト教系の学校に通わせて、その背景のファンダメンタルな部分だけでも
経験させるのもいいかもなぁとも思う。
ただしあくまで彼らを理解するための手段として常に客観的な視点から。
例えばその教えに身を捧げてしまうような、呑まれてしまってはまずいのだが。