南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

たぬきのじどうしゃ(長 新太)

『たぬきのじどうしゃ』という絵本をご存知だろうか。
たぬきのおじさんが自分の腹鼓+車のクラクションでカエルの怪物に立ち向かうという、
私にとってはまったくもって斬新な幼児向け絵本が、実家から娘宛てに送られてきたのが
たぶん1年位前。その時は特別な感想もなく本棚にしまったのだが、最近になって娘に読み
聞かせる機会があり、それ以来父娘ではまってしまった。

上述のとおり話の発想がすごいことに加え、腹鼓+クラクション攻撃のリズムがとてもいいのだ。
我々二人はさらに、その攻撃リズムを元にダンスを創作して家の中で楽しんでいた。
ただ娘は、公私で自分を仕分けるという技術を完全には会得しておらず、このダンスが公の場
でも通じると思ったらしい。平日昼間に友達とそのお母さん方にも披露して、妻は大変恥ずかし
い思いをした、とクレームがあった。みんなキョトンとしていたらしい。
ま、そのうちしなくなるだろ。