南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

昨日がなければ明日もない(宮部みゆき)

お気に入りの杉村さんシリーズ。今回も主人公に事件の大枠の流れを好転させる力はなく、3篇とも無力感が漂う結末。このシリーズで出てくる、救いようのない登場人物たちの描写がいつも秀逸で、嫌悪感に魅せられながらページを繰ってしまう。