南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

戦没者慰霊祭

当地にもたくさんの戦没者がおり、その慰霊祭に参加。政府や諸団体の関係者が多く、さすがに一般の比較的若い人間は私を含めてわずか。当地の政府高官もひとり参列していた。
現地は湖を見下ろす高台に位置しており、過ごしやすい気候だった。かずかに日本の雰囲気を感じさせる静かな公園で、うるさくない程度にセミの声が響きわたる。とても心地よいのだけど、ちょっと違和感が。なにしろ私の中のお盆と言えば、日陰でもうだるように蒸し暑い中、拷問のようなセミの声と、テレビからの甲子園の歓声、というイメージが定着しているので。ちょっとそれもなつかしんだ8月15日でした。