南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

蟹工船・党生活者(小林多喜二)

『蟹工船』はこれまでも何度か読んだと思うのだが、どれも中途半端に中断してしまっていて、今回初めてきっちり読んだのかもしれない。歴史の教科書にでてくるようないわゆる「プロレタリア文学」の決定版なんだけど、「格差社会」が問題化した昨今また売れだしているらしいね。でも「蟹工船」当時の状況や、現在でも発展途上国である当地の貧富の差に比べたら、やっぱりまだかわいいもんだよ。