南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

インフルエンザ

話が前後するが、家内が今月中旬にインフルエンザに感染・発病。帰国直前まで1週間ほど寝込んだ。
どうやら雨季に入った当地では、今あたりが流行する季節らしい。それにしても日中の気温は30℃オーバーで湿度もそれなりにあるのだが。
家内の病状も心配だったが、帰国前に娘に伝染っては大変だということで、家内を別室に完全隔離。幼稚園の送り迎えも私が仕事に都合をつけてなんとか対応した。いつも母と一緒だったのに、一週間も別々に生活させられた娘も頑張ったと思う。また近隣の日本人の方々にも夕食を差し入れてくれたり、いろいろ助けていただいた。当地での日本人社会の温かさが身に染みた体験でもあった。
隔離期間中、我慢を強いた娘には比較的甘く接してやっていたのだが、家内の隔離解除の前夜、少し娘の態度が目に余ってきたので、「明日の朝からお母さんが出てくるけど、そんなことしてていいの?お母さんはお父さんほど甘くないよ。」と注意したところ、娘の表情にたちまち緊張が走り、「ダメだと思う〜」と言っておりこうさんになった。まるで、極悪先輩が鑑別所から出てくる前日の、男子中学生のようだった。