南獄4.1

憧れの米国駐在第2章

幻夜(東野圭吾)

面白かった(参考図書:「幼稚園児の読書感想文」)。
ここ2年ほどむさぼるように東野圭吾の作品を読んでいて、これも面白く読めた
(参考図書:略)。

東野作品を読み始めたきっかけは、妻が友達から『秘密』を借りてきたことだっ
たと記憶しているが、結局妻はそれほどはまらず、私がはまった。彼女のお友達
にははまっている人も多いと聞くが、家事に子育てにおつきあいに忙しい奥様達
に人気があるのも分かる気がする。

なにしろストーリーがすっきりして呑み込みやすい。あれ、どうして今こうなっ
てるんだっけ、と既読のページを読み返すことがほとんどない。人物の掘り下げ
もストーリーの展開に必要な分だけで蛇足がない。

偽フラグもないので、ああ、これも後の方で回収されるのだな、と安心して読み
進めることができる。そしてそれでもラストにちゃんと意外性を用意していると
ころがいい。そのラストが必ずしもハッピーエンドでないところも好きだ。

そろそろ全部読めそうかな、と作品リストを照らしたらまだまだある。まだまだ
楽しめそうだ。